【単発派遣】無断欠勤、バックレをすると何が起こる?
こちらでは一般派遣(2ヵ月間以上の固定派遣)ではなく、看護師の日雇い、単発派遣についてのお話になります。
当たり前の話ですが、単発派遣の無断欠勤はかなり多くの関係者の方々に迷惑を掛けてしまいます。
「無断欠勤、バックレを起こしてしまうと何が起こるのか...。」
「自分にはどのようなリスクがあるのか...。」
「次のお仕事は案内してもらえるのか...。」
「損害賠償は本当に請求されるのか...。」
「もし無断欠勤を起こしてしまったら...。」
気になることがたくさんありますね。
みなさんが気になることを徹底解説していきたいと思います!
無断欠勤を起こすとどうなる?
まず、派遣会社と信頼関係が築けているパターンと築けていないパターンで対応が異なりますので、それぞれ分けてお話をしていきたいと思います。
①派遣会社と信頼が築けているパターン
ここでいう信頼が築けているというのは、派遣会社からの紹介である程度お仕事をしている人、担当コーディネーターと仲がいい人、登録している派遣会社との付き合いが長い方を指します。
まず、無断欠勤を起こした場合は、派遣先から派遣会社に連絡が入ります。
派遣会社は、派遣社員へ電話とメールを何回も送り、とにかく状況の確認が取れるまで連絡を取り続けます。
それでも派遣社員と連絡が繋がらない場合には、一度派遣先へ状況報告、謝罪を行い、代わりに勤務できる看護師を探します。
(よく朝8:30過ぎころに本日の急募などのメールが流れてきますよね。)
待機人員を用意している派遣会社は、穴を埋めるために待機をしている派遣社員へ出動要請を行います。
待機とは?気になる方はこちら!
他に勤務できる看護師が見つかった場合、派遣先で看護師の調整がついた場合には一段落できますが、
見つからない場合には見つかるまで代わりの看護師を探す必要があります。
もちろん、派遣先の担当者の方はかな~りお怒りです。。
派遣先とのやり取りが終わった後は、派遣社員の安否確認に入ります。
信頼関係が築けているパターンだと、「急病、事故、誘拐などトラブルにあったのではないか」と最悪の事態を考えて派遣社員へ電話&メール→緊急連絡先へ連絡→自宅訪問(単発派遣では自宅訪問のケースは少ないみたいです)といった流れになります。
②派遣会社と信頼が築けていないパターン
こちらでいう信頼関係が築けていないというのは、派遣会社に登録して日が浅い、派遣のお仕事を数回しかしていない方を指します。
無断欠勤当日の流れは先ほどの「①派遣会社と信頼関係が築けているパターン」と変わりはありません。
安否確認では、「急病、事故、誘拐などのトラブル」も考えて派遣社員へ電話&メール、緊急連絡先へ連絡を行いますが、自宅訪問はまずありません。
信頼関係が築かれていないと、「トラブルで無断欠勤をした」というよりは、「バックレた」と思われてしまうようです。
中には、働くのがめんどうになったから連絡をせず休んでしまう方もいるみたいですからね。
派遣会社からの連絡も、次の日以降はばったり連絡がこなくなり、見捨てられてしまうこともあるようです。
無断欠勤にはどのようなリスクがある?
①派遣会社との信頼関係が失われ、応募できるお仕事に制限が生まれる場合があります。
②先のお仕事が決まっていても、お仕事を打ち切られてしまう場合があります。
③派遣会社のデータベースに無断欠勤歴が記録され、二度とお仕事を案内してくれない場合があります。
どんな理由であれ、無断欠勤を起こしたら一発アウトで今後お仕事を紹介してくれない場合がほとんどです。
多くの方にご迷惑を掛けてしまうえに、信頼が一気に失われてしまうので、「この人に今後お仕事は任せられないな」と判断されてしまいます。
就業規則などにも「無断欠勤はいかなる理由であれ、解雇の対象」と記載されている場合があるので、確認しておきましょう。
今まで働いた給与は振り込まれる?
過去勤務した分には、無断欠勤とは関係なく、実労働分が振り込まれます。
このご時世でないとは思いますが、給与を振り込まない派遣会社があった場合には、お近くの労働基準監督署に電話をしましょう。
損害賠償は本当に請求される?
可能性としてはゼロではありませんが、基本的にはありません。
変な話、派遣会社と派遣先も無断欠勤、バックレ対応の経験はありますし、損害賠償を請求する手間と賠償額が割に合わないことは分かっています。
とはいえ、請求まではいかずとも、損害賠償の話がでるケースもありますので、気をつけましょう。
無断欠勤をしてしまったら?
もし、どのような理由であれ、無断欠勤を起こしてしまった場合には必ず連絡を入れましょう。
連絡を入れるタイミングは早ければ早いほどいいです。
こちらから何も連絡を入れないでおくと、数日に渡り派遣会社から電話&メールがきます。
着信履歴を見ると派遣会社から一時間おきに電話があるのを想像すると精神的にもつらいですよね。
欠勤してから既に一日経ってしまい連絡を入れづら....といったケースもあると思いますが、メールで一言でもいいので連絡を入れましょう。
今後派遣会社を二度と利用しないのであれば、
「先日はすみませんでした。今後お仕事はしないので、登録削除してください」とメールを送れば派遣会社の担当コーディネーターも救われますし、それで派遣会社とのやり取りは終わりです。
もし、同じ派遣会社で再度お仕事を案内してほしい場合には、1分でも早く電話を入れて、無断欠勤をした理由、誠意ある謝罪をすれば、もう一度チャンスを頂けるかもしれません。
最後に、、、
「無断欠勤」と「連絡を入れての欠勤」では、天と地ほど差があります。
社会で信頼関係を築くのはかなり長期的になりますが、信頼を失うのは一瞬です。
無断欠勤は特にいい例だと思います。
連絡を入れづらいし、いまさらもういいやと思うかもしれませんが、メールでもいいので必ず連絡を入れるようにしましょう。
そして、無断欠勤、バックレがないよう最低限のマナーを守ってお仕事を頑張っていきましょう!